「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

『殿下には早く目を覚ましていただきたいものですね』

 そう吐き捨てるように言ったのは、メイド長と年齢の近い使用人だったか。

(いきなりわけのわからない女が現れて、城をふらふら動き回るんじゃたしかに迷惑ね。申し訳ないことをしてしまったわ)

 反省したエレオノールは、考えを改めておとなしくリュースの世話に専念することにした。

 しかし世話といっても、特にやることがない。

 卵から孵ったばかりだが、リュースは既にドラゴンの賢さを有しているようで、自分の寝場所や排泄物の処理の方法、行ってはいけない場所とそうでない場所といったものをすぐに覚えた。