「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「殿下、ラス様のお部屋が整ったと連絡がありました」

「そうか、ご苦労だった」

 そう言って、ジークハルトはシュルーシュカの尾に軽く触れた。

「様はつけなくていい。ほかの使用人と同じように扱え」

「かしこまりました。それでは、今後の扱いもそのように……?」

「そうしてくれ。任せた仕事は特殊だが、本人まで特別扱いする必要はない」

『あら、いいの?』

 話を聞いていたシュルーシュカが首を突っ込んでくるも、ジークハルトは軽く睨んで黙らせた。

(いいに決まっている。古代魔法を使おうが、希少種の卵を隠し持っていようが関係ない)