そう答えたジークハルトの声は少し寂しげだ。
(そうだったらいいとは思ったが……)
定期的に地上からの偵察も行っているジークハルトは、あの日、シュルーシュカではなく馬に乗って死の森の近くまで向かった。
数年前に奥地で火災が起きて以来、森はずっと沈黙を保っており、大きな変化は見られない。
これならばしばらくは問題も起きないだろうと帰路につく途中、甘い花の香りに誘われて、少し周囲を見てみようと寄り道をした結果出会ったのがラスだ。
ジークハルトはその時のことを思い出し、胸に小さな疼きを感じながら自身の目を覆うように手を押し当てた。
『とてもきれいな色ですね。宝石みたい』
(そうだったらいいとは思ったが……)
定期的に地上からの偵察も行っているジークハルトは、あの日、シュルーシュカではなく馬に乗って死の森の近くまで向かった。
数年前に奥地で火災が起きて以来、森はずっと沈黙を保っており、大きな変化は見られない。
これならばしばらくは問題も起きないだろうと帰路につく途中、甘い花の香りに誘われて、少し周囲を見てみようと寄り道をした結果出会ったのがラスだ。
ジークハルトはその時のことを思い出し、胸に小さな疼きを感じながら自身の目を覆うように手を押し当てた。
『とてもきれいな色ですね。宝石みたい』

