「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

『乙女の秘密を知りたいなら、もう少し上手に聞き出してみせなさいな。そうすればあの子の事情もわかるんじゃないかしら?』

「……もういい」

 シュルーシュカはドラゴンという種族の例に漏れず、謎かけや問答、そして秘密を好む。

 おそらくはなんらかの秘密を持っているのだろうが、今の彼女に正攻法で聞いたところで答えるつもりはないだろう。

 ジークハルトは相棒の性質をよく理解していたため、それ以上聞くのを諦めた。

 黙り込んだジークハルトが作業に戻ると、再びシュルーシュカのほうから話しかける。

『ラス、だったわよね。彼女はあなたの探している雌?』

「……いや、違った」