「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 彼女の言い方は『むさくるしい雄だらけの巣が快適だと思って? 子どもには母親が必要よ。特に、あなたに立ち向かうようなたくましい雌がね』と、普段と変わらずおもしろがるようなものではあったが。

『あら、他意なんてないわ。私は雌として当然の意見を伝えただけよ。ここにいる雄たちに子どもの世話なんて無理でしょうからね』

「……本当に、それだけか?」

『それだけじゃなかったら、なんだと言うの?』

 きらりとシュルーシュカの赤い瞳がきらめく。

 ジークハルトでなければ、悲鳴を上げてもおかしくないほど迫力のある眼差しだった。