「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 ジークハルトは溜息を吐いて、ほんの少し恨みを込めてシュルーシュカの皮膜を強くこすった。

 強大なドラゴンにとって大した刺激ではなかったようで、むしろシュルーシュカはその力加減が気に入った様子だった。

「どうしてあんな辺鄙な村に住んでいた女が……」

『さあ? でも、希少種の卵を持っていたことといい、ただものじゃないのはたしかね』

「……それをわかっていたから、『子竜の世話係として連れて帰れ』と言ったのか?」

 エレオノールから子竜の卵を回収しようとしていたジークハルトに、シュルーシュカが余計なことを言ったのがすべての始まりだ。