「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 音を言語に変換、脳に直接伝える古代の複合魔法は、ドラゴンにとってはたやすいが、人間にはかなり負荷がかかる。よって竜騎士たちは有事でもない限り、言葉のやり取りを口頭で行った。

『別にやりたくないなら無理をしなくてもいいのよ。その代わり、次の遠征では私を呼ぶ時には宝石をくれなきゃ乗せてあげないわ』

「宝石ならこの間もくれてやったばかりだ。まだ足りないのか」

『逆に聞くけど、私の爪の先程度もない小石に満足するような雌だと思っているの? だとしたらどうして今日までつがいがいないのか納得ね。なにもわかっていないんだから』