シュガーコート


 おばけでも見たかのように飛び跳ねるわたしに、佐藤くんはぺかーっと笑顔向ける。

「なんでいるの!?」

「日曜日は公園でジョギングって言ってたから、ぶらぶらしてたら会えるかなーと思って。でもまさかほんとうに会えるなんてラッキー! スポドリそれでよかった? 何味が好き?」

「ぐ、う、あ、ありがとう」

 差し入れをもらってしまった手前強く出れず、わたしはぐるぐると目が回る思いでドリンクに口をつけた。

 渇いたのどに冷たい飲みものが染みこんでいく。

(突然現れるからびっくりしたけど。佐藤くん、気がきくんだなあ。なんだかお世話されてる気分……)

 わたしはちらりと佐藤くんを盗み見る。