「なんでちかちゃんを傷つけるようなことをするんだよ」
ちかちゃんは彼女のことを友達だと思っている。
きっと、いろいろ思うところはあるはずなのに、友達を続けようとしている。
なのに彼女はその気持ちを全て無下にしているのだ。
彼女は暗い目をしてオレの問いかけに答えた。
「ずっとずっと、千花ちゃんに勝ちたかった。なんでもいいから千花ちゃんより勝るなにかがほしかった。唯一、千花ちゃんがうまくいっていないことが恋愛だった。だから、だから! ……わたしがんばったんだよ。これは証明なの。わたしの生きてる意味なの! 千花ちゃんよりも恋愛でうまくいくことがわたしの全てなの! 邪魔しないで。急に出てきてわたしの邪魔しないで。千花ちゃんを幸せにしないで! わたしが千花ちゃんと友達でいるにはわたしと同じくらい千花ちゃんも不幸でいなくちゃいけないの。千花ちゃんは恵まれてる。だから、恋愛で失敗することでやっとわたしと同じ目線に立てるの!」
「ああ、そう。ふざけてるよお前」


