♢♦︎♢
――翌日。わたしは閉じそうになる目を擦りながらぼんやりと黒板を眺めていた。
(眠れなかった……)
昨日、わたしは失恋した。そして同じクラスの佐藤くんに告白された。結局あのあと逃げるように帰ってしまったけれど。
授業の内容なんてまったく頭に入らない。脳みその容量がパンクしそうだ。
「はああ、どうしよ」
「北田さん教科書逆さですよ」
「へっ」
先生の冷静なツッコミに、クラス中で爆笑が起こる。
(こんなことで先生に注意されるのもみんなに笑われるのも、全部全部あの告白のせいだ――!)
私は恥ずかしさをこらえて逆さの教科書をクルンと直した。
「千花おもろ」
「さすが女バレの点取り屋。笑いも取れるってか」
「もう忘れて……」
――昼休み。同じ女子バレー部のメンバーの亜矢と双葉と一緒にお弁当を食べる。
他愛のない話から、話題は玉之江先輩のことに移った。
――翌日。わたしは閉じそうになる目を擦りながらぼんやりと黒板を眺めていた。
(眠れなかった……)
昨日、わたしは失恋した。そして同じクラスの佐藤くんに告白された。結局あのあと逃げるように帰ってしまったけれど。
授業の内容なんてまったく頭に入らない。脳みその容量がパンクしそうだ。
「はああ、どうしよ」
「北田さん教科書逆さですよ」
「へっ」
先生の冷静なツッコミに、クラス中で爆笑が起こる。
(こんなことで先生に注意されるのもみんなに笑われるのも、全部全部あの告白のせいだ――!)
私は恥ずかしさをこらえて逆さの教科書をクルンと直した。
「千花おもろ」
「さすが女バレの点取り屋。笑いも取れるってか」
「もう忘れて……」
――昼休み。同じ女子バレー部のメンバーの亜矢と双葉と一緒にお弁当を食べる。
他愛のない話から、話題は玉之江先輩のことに移った。


