〇姫百合学園キング専用教室(昼)
授業終了のチャイムが鳴る。えり、ホワイトボードの粉受け部分に黒いマジックペンを置く。
えり「はい、お疲れさまでした。村井さん分からない部分は無いですか?」
綾乃M「先生の授業、すごくわかりやすかった……」
綾乃「いえ、大丈夫です。すごくわかりやすかったです」
怜王「えりせんせえの授業わかりやすいでしょ? 俺もせんせえの授業好きなんだよな」
綾乃「そ、そうなんですね……」
怜王「やきもちやいてる? 俺は綾乃が一番だから」
綾乃「い、いや、そういうんじゃなくて……!」
えり「ふふっお2人とも仲が良くて良い事です。ではまた何かありましたら気軽に呼んでくださいね」
綾乃「は、はい! ありがとうございました!」
えり、綾乃に微笑みを向けつつ教室から退出する。
綾乃M「先生やっぱ美人だなあ」
怜王「綾乃、聞いてる?」
怜王、綾乃のほっぺたを指でつつく。つつかれた綾乃、肩を上げて驚く。
綾乃「は、はい! なんでしょう!」
怜王「雄介、タブレット頂戴」
怜王の右隣にいた雄介、タブレットを両手で大事そうに手渡す。
雄介「どうぞ」
怜王「さんきゅ、お昼は何にしよっかなあ。カレーかオムライス……いや生姜焼きかハンバーグもいいなあ」
綾乃M「そっか。お昼ご飯もさっきジュース飲んだみたいにここで食べられるんだ……」
怜王「っし、オムライスにしよ! 綾乃と雄介は?」
雄介「プリンセス、お先にどうぞ」
綾乃「えっ私?!」
綾乃、あご下に右手の指を置いて頭を悩ませる。それを見た怜王、綾乃にタブレットを右手で手渡す。
怜王「これにメニュー載ってるよ。和食中華洋食なんでもある」
綾乃「ありがとうございます……」
綾乃、怜王から両手でタブレットを受け取る。
綾乃「何にしようかなあ……」
綾乃、タブレットに表示されるメニュー表に目をやる。メニュー表には定食系やラーメンなどが映しだされる。
綾乃M「あ、ツナマヨのスパゲッティがある。これよくお母さんが作るやつだ……これにしよう」
綾乃「この注文ボタンを押したらいいんですよね?」
怜王「そうそう。そこ押したらいい」
綾乃「じゃあツナマヨのスパゲッティに、野菜ジュースに……サラダも付けよう。出来ました! 雄介さん、どうぞ」
雄介「ありがとうございます」
しばらく時間が経過した後、調理員の格好をした中年の女性がカートを押して教室に入って来る。
調理員の女性「失礼します」
怜王「どうぞ。この机に置いておいてください」
調理員の女性「わかりました。えぇとツナマヨのスパゲッティとミニサラダと野菜ジュース、オムライス大盛りとミニサラダ、生姜焼き定食。以上ですね」
綾乃・怜王・雄介「はい」
雄介と調理員の女性と綾乃、カートから食事の入ったお皿を白いテーブルの上に並べる。
調理員の女性「ありがとうございます。助かります」
綾乃・雄介「いえいえ」
調理員の女性「ああ、そういえばキング。ここに女子生徒がいるという事はプリンセスがお決まりになられたんですか?」
怜王「ああ、そうだよ。今日の放課後に皆へ発表するつもりだ」
綾乃、怜王の方へとぐるりと振り向く。
綾乃「えっはっ発表?!」
怜王「そりゃあプリンセスが決まったなら発表しなきゃいけないだろ」
怜王のスマホが怜王のズボンのポケットから鳴る。
怜王「あ、ごめん電話出るわ。……今日の昼食会は中止で。あと放課後学園全員を体育館に集めてくれる? はいはい。じゃあ」
綾乃M「昼食会?」
怜王「ごめんごめん、という訳で今日の放課後に体育館で発表式するから」
綾乃「わ、わかりました……それと昼食会ってなんですか?」
怜王「ああ、これはね。選抜入りした子全員とお昼食べる決まりがあるんだよ。でも今日は綾乃と雄介と3人で食べたいから無しにしたわけ。じゃあ、さっそく食べようよ」
怜王、白い椅子に座りスプーンを籠風の入れ物から取り出してオムライスを1口すくって頬張る。
怜王「うん美味しい! ほら綾乃と雄介も早く!」
雄介「では頂きます」
綾乃「私も……!」
綾乃M「スパゲッティどんな感じかな?」
綾乃、フォークをくるくると動かしてスパゲッティの麺を絡め取り口にいれる。
綾乃「むっ」
綾乃M「マヨネーズの酸味とだしの味が合わさってて美味しい! お母さんが作るものと味が似てる気がする……!」
綾乃「美味しい!」
玲王「良かった。うちの学校には良い腕のシェフが沢山いるから」
玲王、自慢げに鼻を鳴らす。
玲王「だからどれ注文しても美味しいよ。味は保証する」
雄介「さすがはキング。キングのお墨付きですね」
綾乃「成る程……」
綾乃M「おかわりしたくなるくらい美味しい。今度は何を食べようかな……」
◯姫百合学園体育館(夕方)
体育館の入口に生徒がぞろぞろと集まっている。控室ではイ級クラスの女子生徒である堂上カレン(どのうえ カレン)と人吉美月(ひとよし みづき)がソファに座っている。
カレン「美月さん、聞きまして? プリンセスが決まったという話……」
美月「ああ、私も聞いた。イ級の私達を差し置いて……しかもヲ級ル級ヌ級を得ずにいきなりプリンセスだそうだ」
カレン「ええ……よほどあの転校生をキングが惚れ込んだんでしょうね。……許せませんわ。たとえキングが許したとしてもこれはあってはならない事ですもの」
カレンと美月、きっと険しい目つきを見せる。
授業終了のチャイムが鳴る。えり、ホワイトボードの粉受け部分に黒いマジックペンを置く。
えり「はい、お疲れさまでした。村井さん分からない部分は無いですか?」
綾乃M「先生の授業、すごくわかりやすかった……」
綾乃「いえ、大丈夫です。すごくわかりやすかったです」
怜王「えりせんせえの授業わかりやすいでしょ? 俺もせんせえの授業好きなんだよな」
綾乃「そ、そうなんですね……」
怜王「やきもちやいてる? 俺は綾乃が一番だから」
綾乃「い、いや、そういうんじゃなくて……!」
えり「ふふっお2人とも仲が良くて良い事です。ではまた何かありましたら気軽に呼んでくださいね」
綾乃「は、はい! ありがとうございました!」
えり、綾乃に微笑みを向けつつ教室から退出する。
綾乃M「先生やっぱ美人だなあ」
怜王「綾乃、聞いてる?」
怜王、綾乃のほっぺたを指でつつく。つつかれた綾乃、肩を上げて驚く。
綾乃「は、はい! なんでしょう!」
怜王「雄介、タブレット頂戴」
怜王の右隣にいた雄介、タブレットを両手で大事そうに手渡す。
雄介「どうぞ」
怜王「さんきゅ、お昼は何にしよっかなあ。カレーかオムライス……いや生姜焼きかハンバーグもいいなあ」
綾乃M「そっか。お昼ご飯もさっきジュース飲んだみたいにここで食べられるんだ……」
怜王「っし、オムライスにしよ! 綾乃と雄介は?」
雄介「プリンセス、お先にどうぞ」
綾乃「えっ私?!」
綾乃、あご下に右手の指を置いて頭を悩ませる。それを見た怜王、綾乃にタブレットを右手で手渡す。
怜王「これにメニュー載ってるよ。和食中華洋食なんでもある」
綾乃「ありがとうございます……」
綾乃、怜王から両手でタブレットを受け取る。
綾乃「何にしようかなあ……」
綾乃、タブレットに表示されるメニュー表に目をやる。メニュー表には定食系やラーメンなどが映しだされる。
綾乃M「あ、ツナマヨのスパゲッティがある。これよくお母さんが作るやつだ……これにしよう」
綾乃「この注文ボタンを押したらいいんですよね?」
怜王「そうそう。そこ押したらいい」
綾乃「じゃあツナマヨのスパゲッティに、野菜ジュースに……サラダも付けよう。出来ました! 雄介さん、どうぞ」
雄介「ありがとうございます」
しばらく時間が経過した後、調理員の格好をした中年の女性がカートを押して教室に入って来る。
調理員の女性「失礼します」
怜王「どうぞ。この机に置いておいてください」
調理員の女性「わかりました。えぇとツナマヨのスパゲッティとミニサラダと野菜ジュース、オムライス大盛りとミニサラダ、生姜焼き定食。以上ですね」
綾乃・怜王・雄介「はい」
雄介と調理員の女性と綾乃、カートから食事の入ったお皿を白いテーブルの上に並べる。
調理員の女性「ありがとうございます。助かります」
綾乃・雄介「いえいえ」
調理員の女性「ああ、そういえばキング。ここに女子生徒がいるという事はプリンセスがお決まりになられたんですか?」
怜王「ああ、そうだよ。今日の放課後に皆へ発表するつもりだ」
綾乃、怜王の方へとぐるりと振り向く。
綾乃「えっはっ発表?!」
怜王「そりゃあプリンセスが決まったなら発表しなきゃいけないだろ」
怜王のスマホが怜王のズボンのポケットから鳴る。
怜王「あ、ごめん電話出るわ。……今日の昼食会は中止で。あと放課後学園全員を体育館に集めてくれる? はいはい。じゃあ」
綾乃M「昼食会?」
怜王「ごめんごめん、という訳で今日の放課後に体育館で発表式するから」
綾乃「わ、わかりました……それと昼食会ってなんですか?」
怜王「ああ、これはね。選抜入りした子全員とお昼食べる決まりがあるんだよ。でも今日は綾乃と雄介と3人で食べたいから無しにしたわけ。じゃあ、さっそく食べようよ」
怜王、白い椅子に座りスプーンを籠風の入れ物から取り出してオムライスを1口すくって頬張る。
怜王「うん美味しい! ほら綾乃と雄介も早く!」
雄介「では頂きます」
綾乃「私も……!」
綾乃M「スパゲッティどんな感じかな?」
綾乃、フォークをくるくると動かしてスパゲッティの麺を絡め取り口にいれる。
綾乃「むっ」
綾乃M「マヨネーズの酸味とだしの味が合わさってて美味しい! お母さんが作るものと味が似てる気がする……!」
綾乃「美味しい!」
玲王「良かった。うちの学校には良い腕のシェフが沢山いるから」
玲王、自慢げに鼻を鳴らす。
玲王「だからどれ注文しても美味しいよ。味は保証する」
雄介「さすがはキング。キングのお墨付きですね」
綾乃「成る程……」
綾乃M「おかわりしたくなるくらい美味しい。今度は何を食べようかな……」
◯姫百合学園体育館(夕方)
体育館の入口に生徒がぞろぞろと集まっている。控室ではイ級クラスの女子生徒である堂上カレン(どのうえ カレン)と人吉美月(ひとよし みづき)がソファに座っている。
カレン「美月さん、聞きまして? プリンセスが決まったという話……」
美月「ああ、私も聞いた。イ級の私達を差し置いて……しかもヲ級ル級ヌ級を得ずにいきなりプリンセスだそうだ」
カレン「ええ……よほどあの転校生をキングが惚れ込んだんでしょうね。……許せませんわ。たとえキングが許したとしてもこれはあってはならない事ですもの」
カレンと美月、きっと険しい目つきを見せる。



