「ごちゃごちゃ言ってる暇があんならさっさと行くぞ

どこぞの誰かさんのせいで急がないといけなくなったからな」


「それはごめんって!

毎回遅刻する危険があるのに私と一緒に行ってくれるなんて優月は本当に私のことが大好きだね〜!」


「なんでそうなった。頭沸いてんのか?」


「ひどくない!?」


「ひどくねぇよ。

別に俺は優愛と別々で言っても何ら問題はないけど優愛は俺と一緒に行かねぇと遅刻するだろ」


「それにつきましては非常に感謝しておりまする」


「おーおー。感謝しろ感謝しろ」


やっぱり優月は意地悪だ。

でもそんなところも好きだと思う私は相当重症なんだろうな


「それにしても寒いね〜」


「まあな。もう11月の中旬だし」