四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「よーしっ、だいぶ進んだー」

「ほんとだ。皐月、すごいじゃん」

四季くんが皐月くんの頭を撫でた。
その手を払いのけて、海斗さんも撫でた。

取り合いをされて皐月くんは満足げだった。

「はーっ。頭使ったぁー。糖分、糖分」

テーブルの上にバラバラと置いていた棒付きキャンディーをくわえる皐月くん。

いつものさくらんぼ味。
海斗さんもグレープを選んで、舐め始めた。

「シュリちゃんもいる?」

「え?私?」

「糖分取ったほうがいいよ。もっと頭回んなくなるよ」

「もっとって…!でもありがとう、いただきます」

「はい」

他にもいろんな味があるのに、
皐月くんはさくらんぼ味をくれた。

「さくらんぼ?」

「嫌い?」

「ううん。好きだよ。でも他にも味があるのになんで?」

「おいしいから」

「おいしいから?」

「シュリとも共有したいって言ってんだよ。自分の好きなもの」

「うぇ!?そうなの!?」

「もー。しーちゃん、変な言い方しないでよ」

皐月くんがくれた棒付きキャンディーをしばらく眺めた。

自分の好きなものを私とも共有したいって、本当に思ってくれたのならうれしいな。

ちょっとずつ、仲良くなれてる気がする。
お泊まり会、来てよかったかも。