四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

食事を済ませてから、また海斗さんの車に乗り込んだ。

「海斗、スーパー寄ってって。駅前の、大型のほうね」

「おっけーい」

「お買い物するの?」

「シュリちゃん、聞いてなかったのー?夜はバーベキューだよっ」

「バーベキュー?」

「うんっ。去年はしなかったけどね。けっこう毎年しーちゃんちの庭でやるんだよ」

「そうなんだ!うわー、楽しそう」

「今年は特別に参加させてあげる」

「さつきー、偉そうにしない」

「してないよーだっ」

確かに四季くんのおうちの庭はバーベキューができそうなくらい広いし、
なんだかすごく夏休みっぽい!
さっきまであんなに憂鬱だったのに、ちょっとワクワクしちゃう。

スーパーについて、一般家庭では使わないような特大のカートを海斗さんが押した。

そこに遠慮なく皐月くんがポイポイ食材を入れていく。

「そんなに食べんの?さっきも肉食ったじゃん」

どんどんお肉を放り込んでいく皐月くんに海斗さんは驚いている。

「別に余ったらしーちゃんちが使えばいいじゃん。お買い物の手間が省けていいでしょ?」

「誰がこんなに肉ばっか食べるんだよ」

「じゃあまたみんなで集まればいいじゃーん!」

「そうだよ、ね?四季くんも海斗さんもいいでしょ?あれもこれも好き勝手に選んじゃうのがバーベキューの醍醐味だし!」

「まぁ…シュリがそう言うなら」

「シュリちゃん、たまにはいいこと言うじゃん!」

「で、支払いは誰がすんの?」

ジーっと全員の視線が海斗さんに集まった。

はー…って大きな溜め息をついて、
海斗さんは「ふざけんなよガキども」って呟いた。