四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「ごめんなさい。お待たせしました」

「しーちゃん、シュリちゃんって普段からこんなにのろまさんなの?」

「ぜーんぜん」

「じゃあぼく達にぬるいジュース飲ませようっていじわるだ?」

「へぇ。シュリ、センスいいじゃん」

ジトっと私を見る皐月くんと、
なぜか褒めてくれる四季くん。

触れないでいてくれるのは二人の優しさだ。

海斗さんだけが「女子高生って大変だな」って呟いた。

「女子高生が大変なんじゃなくてシュリちゃんが大変なんだよ」

「シュリは何も悪くないだろ」

「ごめんね?ぼく達がイケメンなせいで?」

「自分で言うなよ」

呆れながら海斗さんは炭酸ジュースをゴクゴクっと飲んだ。

「ぬっる」

「ごめんなさい…」