四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「はぁーっ………やっぱ昨日の今日だもんね。知らないか」

夕凪は頭を抱えるようにして、首を横に振った。

「ねぇ、何があったの?」

「みのりさぁ」

「うん…」

「………星乃先輩のこと、好きになっちゃったって」

……………はぁーーーーー!?!?!?

「え、ちょ…どういうこと…?」

夕凪は、昨日みのりちゃんから聞いた一部始終を教えてくれた。

皐月くんにフラれたこと。

教室まで謝りに行ったら、四季くんに言われたこと。

あんな風に自分のことを想ってくれて、
しかもあんなに接近するなんて、自分のことが気になってるんだとかなんとか…。

みのりちゃん曰く、初めて図書室で話しかけたときから、四季くんはみのりちゃんのことが気になっていたのに、
私の存在が邪魔しているらしい。

コレクションブックは四季くんが捨ててくれることになった。
それはきっと、皐月くんへの嫉妬から、どうしても自分の手で捨ててしまいたいのだろうということだった。

文字通り、開いた口が塞がらずポカンとしてる私の肩に、夕凪がそっと手を置いて「お察しします」って言った。