四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

火曜日。

いつも通りギリギリに登校した私を夕凪が待ち構えていた。

「夕凪、おはよ」

「なにが呑気におはよう、よ!ほんっと来るの遅いんだから!」

「あっはは…夕凪は今日も委員会?」

「違うわよ。早くあんたに話さなきゃって思ったら居ても立っても居られなくて!あー、でもシュリが早めに登校するわけないんだからっ。私のバカ!」

夕凪はひとりで早口でまくし立てた。
なにかの劇を観てるみたいで面白かった。

鞄を机のサイドに掛けて、座った。

「なになに、なんかあった?」

「なんかあった?じゃないわよ!」

バンッて机に両手を置いて、夕凪は私を見下ろした。

「みのりのこと!」

あ…。
お泊まり会のことで頭がいっぱいですっかり忘れてた。

「ごめん、話すの遅くなっちゃって。みのりちゃん、その…皐月くんにイケナイことしてて…」

「知ってるわよ」

「へ?」

「なーんか先輩の大量の写真でしょ?何度も止めてたのよ。バレたら終わりだよって」

「そうだったんだ…。でもみのりちゃん、自分から皐月くんに見せちゃってね」

「全部聞いた」

「えっ、そうなの!?」

「昨日、委員会の集まりだったから。みのり、うれしそうに話すのよ。はっきり言って若葉先輩には嫌われちゃっただろうし、なのにこの態度はなんなんだろうって、ちょっと奇妙でね…」

「どういうこと?」