四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

校舎を出て、三人で並んで歩いた。

あんなことがあった後だから皐月くんの雰囲気が心配だったけれど、四季くんのおかげでいつもの皐月くんだったし、
「そうだ!シュリちゃん赤点回避したんでしょ?」なんて言って、空気を変えるみたいに明るく言ってくれたのも皐月くんだった。

怖かったのは皐月くんなのに、持ち前の明るさに私達のほうが救われてしまった。

「うん。それで皐月くんにもお礼が言いたかったの」

「お礼?ぼく、なんかしたっけ?」

「四季くんが勉強教えてくれてるとき、ずっと一緒に待っててくれたから」

「しーちゃんを待ってただけで別にシュリちゃんを待ってたわけじゃないし。お礼なんていいよ」

「皐月、いちいちシュリを否定しないの。照れてんの?」

「そんなんじゃないよ!」

「四季くん、大丈夫だよ。私のためじゃなくても、ありがとう。付き合ってくれて」

「ふん…別に…」

「照れてるなぁ」

「あはは」

「ねぇ!それよりお泊まりどうするの!?シュリちゃんが補習じゃないならできるんでしょ?」

そうだった…。
なんとか補習は回避できた。

だけどもっと回避しなきゃいけないイベント、お泊まり会があったんだった!