四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「シュリとずっとこうしてたいな」

「でもちゃんと授業受けないとだめだよ。四季くんは頭いいから補えるかもしんないけどさ…私はただでさえ成績よくないのに…」

「俺のせい?」

「んー?」

「シュリが勉強しようとしても、集中させてあげられないから?」

口角をクッてあげて意味深に笑う四季くん。

すぐそういういじわる言うんだから…。

「私の頭のデキがよくないだけですーっ!」

「勉強なんかできなくてもいいじゃん」

「よくないよ」

「いいの」

「なんで?」

「シュリはただ俺に愛されてればいーの!不満?」

「不満なわけないじゃん」

「ん。いい子」

やわらかいちからでよしよしって頭を撫でてくれる。

四季くんはやっぱり私に甘すぎる。
自分がどんどんダメ人間になってくみたいなのに、私だってこのまどろみから抜け出せないや。