四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

さっきまで「頼れる先生」みたいな調子で教えてくれていた四季くんが、
急に「悪い生徒」の顔をした。

なのに、スーッて私の耳たぶに触れた四季くんは、
すぐにこいぬみたいな目をしてうすいくちびるの口角を下げた。

「でも我慢しなきゃね」

「我慢?」

「シュリが頑張ろうってしてるのに俺が邪魔してばっかだとだめでしょ?」

「キスも…しないの?」

「今日はおあずけ」

「キスしたい」

「ね?俺がせっかく我慢しようって思ってるのに挑発しちゃだめでしょ?」

「いじわる」

「いじわるはどっちだよ」

真剣な目をした四季くんが、私をお姫様だっこして、やわらかいベッドの上にぽふって寝かされた。

四季くんはいつも、壊れ物を扱うみたいに私に触れる。
そのたびにじれったい熱がじわじわと私の感情を支配していく。

フェザータッチの感触がくすぐったくて、
気持ちいい鳥肌が立つ。

「んんッ…」

「可愛い声、また海斗に聞かれちゃうかも…。でも我慢できないもんね?」

「するもん」

「ムリだよ。目、とろんってしてる」

我慢するって言ったくせに、深くなっていく吐息が愛おしくて、抱き締める腕にちからがこもる。