四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「ねぇ、シュリ?」

「なに!?」

「シュリはさ、人の心配してる場合じゃないんじゃない?」

「どういうこと?」

「テスト」

「あ」

四季くんが、思い出して呆然とする私を見ておかしそうに笑った。
くしゃっとくだけた笑顔。
この顔、好き。

「今日もうちにおいで?」

「そんな連日悪いよ」

「来てくれなきゃやだな。今日は海斗も来ないと思うし」

どんどん近づいてきていた足音達が、私と四季くんの後ろを通り過ぎていく。
その時には四季くんの体も私から離れていたからホッとした。

「星乃先輩だ…」

「彼女さんかな」なんて声も聞こえてくる。

四季くんはその声のどれにも反応しないで、
ただジッと私を見ていた。