四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

翌日、火曜日。

お昼休みに図書室で四季くんに勉強を見てもらっていた。

もちろん皐月くんのおまけ付き。

ひとつ問題につまずくたびに、
「こんなのも分かんないの?」ってけなされている。

そのたびに四季くんが皐月くんを嗜めて、
皐月くんは、いーッていじわるな顔を向けた。

やっぱり皐月くんは弟みたいだ。
全然、ムカつくとかって感情も湧かない。

バカにしてるとか下に見てるとかじゃなくて、
本当に四季くんのことが大好きで可愛かったから。

今日は、いや…いつものことだけど、
一段と勉強に集中できない。

周りの目がすごく気になるから。

私の隣に四季くん。
四季くんの向かいに皐月くん。

その三人を遠巻きにいくつもの目が見ている。

四季くんと皐月くんのファンの子達だ。
その視線の中には私への敵意も含まれている。

あんまり挑発しないように気をつけているのに、
皐月くんが時々手なんか振っちゃうもんだから、
ファンの子達は離れるどころか数を増している。