四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「海斗は二十四歳で、あっちの世界のひと」

「あ………っち!?」

「そう、そんでヤ…」

「お前なぁ、シュリちゃんに変なこと吹き込むなよ」

あっちの世界で………ヤ…って…。
あれしかないじゃん…。

ヤクザさん…ってことだよね!?

そっと海斗さんの顔を盗み見る。

切れ長の目。
ちょっと吊り目で、確かにいかつい。

白いTシャツから透けて見えそうな腹筋。
腕ががっしりしてるからちからも相当強そう…。

急に心拍数が上がった私の隣に、四季くんが座り直して、海斗さんがジーッとこっちを見た。

う…。
どうしよう。
お前は四季くんには相応しくないって言って、消されちゃうかも…。