四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「…私だけですか?」

「風紀委員の言うことを聞かない悪い生徒はお前だけってことだな」

「わざとじゃないですよね?」

「人聞きの悪いこと言うなよ。俺は真っ当な教師です」

「そうは感じません」

「んー?今日はヤケに強気だな?」

柳瀬の手が肩に置かれる。
その手を払い除けて、一歩、後ずさった。

「触らないでください!」

「純情ぶるなよ。星乃にはこんなことさせといて…」

私の拒否には耳も傾けないで、
柳瀬は首筋に触れた。

「先生は私の私生活とはまったく関係のない、ただの教師です!いち生徒にこんなことして、バレたらヤバいのは先生なんじゃないですか?」

「でもさぁ、シュリ?お前にこーんなこと教えたのは俺なんだよ?」

「ッ…やめてください…」

「まったく関係ないフリなんてできないよね?記憶を消そうとしても、シュリの体はちゃーんと憶えてるだろ?」

「そんなわけない!」

「俺を求めるシュリ、可愛かったなぁ…なんにも知らない、まっさらなくせしてさ、気持ちいいことには正直で。もっともっとって俺を求めるんだ。可愛いなぁってずっと思ってた」

「自分が何を言ってるか分かってるんですか!?奥さんやお子さんがいるのに!」

柳瀬の腕が伸びてきて、手首を掴まれた。
そのまま強いちからで壁に押さえつけられた。

「想定外だったんだ。本当はずっとシュリと付き合っていたかったんだけどね。子どもができちゃうなんてね」

「最低…。お子さんのこと愛してないの…」

「まさか。世界で一番愛してるよ」

即答した柳瀬の笑顔。

本当に愛おしそうな表情をしたくせに、
「でもシュリのことを手離すのも惜しかった」って言い放った。