四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「俺と保健室で会った日、失恋中だったんだ?」

「うん。飛んでくるボールに全然気づかないくらいボーッとしてて…って、そんなのチームにめっちゃ迷惑かけてるよね」

「あはは。集中しろーって思ったかもね」

「保健室で眠ってる…っていうか寝たフリしてる四季くんを見て、なんかね、なんて言っていいか分かんないけど、久しぶりに心が動いた感覚がしてね…」

「心が動いた?」

「そうなの。先生にフラれた瞬間からずーっと固まってた心が、四季くんと保健室で会った日から感情を思い出したっていうか…。四季くんのことなんにも知らないのに…知らないから、このひとのことを知りたいなぁって」

「ふーん?それは光栄です」

「あはは。変なの」

「それで?なんで柳瀬はまたシュリにちょっかいかけるようになったの」

「分かんない。二年生になって、授業でもやたらと当ててくるんだ。先生、女子に人気があるから…シュリは柳瀬先生のオキニだなんて言われるしさ…。でも四季くんと付き合ってるから変な噂にはならないで済んでるけど」

「よかった。俺に抑止力があって」

「私は四季くんを利用してるみたいなの嫌だよ」

「そんな風に思わなくていいよ。もし変な噂が立っても言ってあげる。シュリは俺のものだって。本当のことだし。っていうかシュリが違う男といろいろ言われるの、ムリ」