四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

月末までのたったの二週間くらいはあっという間に過ぎて、
晴陽先生の家庭教師は終わった。

それでも先生は時間を作ってくれて、こっそり会っていた。

私が中三になった春、晴陽先生はこの学園に着任した。

家庭教師をつけなくなってから、
案の定成績は落ちて、私の学力ではこの学園は厳しかったけれど、どうしても先生と同じ場所に居たかった。

死ぬ気で勉強して、合格した時には先生も心から喜んでくれたのに。

入学して二ヶ月後。

六月だった。

放課後、あの教材室に呼び出された。
なんで先生のマンションの部屋に呼んでくれないんだろうって思った。

電気もつけないで、窓からの弱い光にだけ頼った薄暗い教材室で、
晴陽先生は「別れよう」って言った。