四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

中一の十一月。

中間テストはまだ家庭教師をつけたばっかりだったから成績は振るわなかったけれど、
期末は頑張ろうねって先生と約束していた。

「シュリちゃん、テストの成績がよかったら、なにかご褒美しようか?」

「ご褒美?」

「うん。頑張ってばっかりだと嫌になっちゃうでしょ?だから俺がご褒美あげるよ」

「ほんとに…?」

「うん。何か欲しい物ある?」

「晴陽先生」

「ん?」

「晴陽先生が欲しいです」

「シュリちゃん?」

「先生から見たら私なんて子どもですよね…。成人してるひとは未成年と付き合っちゃいけないって聞いたことあるし…。でも私、初めて付き合うなら晴陽先生がいい」

先生は私にキスをした。
持っていたシャーペンを落としてしまって、足元でカツンって小さく音をたてた。

「せんせい?」

「それじゃあシュリちゃんじゃなくて俺のご褒美になっちゃうよ」

「せんッ…」

また晴陽先生のくちびると私のくちびるが重なって、
先生は「ごめん。期末まで待てなかった」って困ったみたいに微笑んだ。