四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「付き合ってたのはいつ?」

「高一の六月になった直後くらいまで…」

「えーっと、あのさ…俺達が付き合い始めたのもシュリが高一の六月だったよね?」

コクンって頷いた私に、四季くんは「どういうこと?」って言った。

「私と柳瀬…晴陽先生が出会ったのは先生がまだ大学生のときなの…」

「教師になる前なんだ…」

「うん」

私と晴陽先生が出会ったのは、
私が中一の九月。

一学期の成績があまりにも悪くて、
ママが家庭教師をつけた。

塾だと行ったフリをしてサボるかもしれないって懸念されたから。

その家庭教師が、大学二回生、ハタチの晴陽先生だった。

パパは男性の家庭教師をつけることをすごく反対した。

でも物腰がやわらかくて、穏やかな笑顔の晴陽先生を、私もママもすぐに気に入った。

週二回、曜日はバラバラだけど、
晴陽先生は私の家に通って、いろんな教科を見てくれた。

その時から国語が一番得意だって言っていたけれど、
教えるのがじょうずで、何より先生にすぐ恋をしてしまった私は、先生に褒めて欲しくていっぱい頑張ったから、家庭教師をしてもらっている間は成績もグンと上がった。