四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

帰ろう、って言って、四季くんは手を差し出してくれた。

その手を握る。
四季くんが当たり前みたいに繋いでくれたことが嬉しかった。

もう触れてくれないかもって思ったから。

四季くんの家まで二人で歩いて帰った。
その間、私達は取り立てた会話はしなかった。

まだまだ暑いね、とか
二学期はイベントが多くてダルいなーとか、
四季くんが適当に喋ってくれていた。

気を遣われている。
四季くんのやさしさがなんだかぎこちなくて、
悪い結果を想像してしまって、胸がギュッと締めつけられる。

四季くんのおうちについて、
今日はリビングには寄らずにそのまま二階の四季くんの部屋にあがった。

四季くんがソファじゃなくてベッドに座るから、
私も隣に座った。

避けられちゃうかもって思ったけれど、
四季くんはもっと私に近づいて、手を握ってくれた。

「教えて?シュリの過去」

「嫌われちゃうかも」

「大丈夫。信じてるから。俺はシュリと隠し事をしたくないだけだよ。大丈夫だから」

「うん…」