四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「やめてください!なんでこんなことするんですか!」

「こんなの見せられたらもう我慢できないよね?星乃くん、独占欲強いから教えてあげようか?シュリがイケナイ女の子になったのは俺のせいだって」

パンッて渇いた音が教材室に響いた。

「いいね、その目。俺を見る星乃くんによく似てる」

私に頬を叩かれた先生は、
それすらも快感みたいに表情を歪めた。

先生の手からリボンを奪って、ダッシュで教材室を出た。

走って走って、教室に駆け込む。
先生は追ってはこなかった。

追えるはずがない。
学園内でそんなことしたら自分の立場が悪くなるんだから。

教室にはもう誰もいなかった。
日誌を書いてくれていた男子もとっくに帰ったみたいで、誰もいないことにホッとした。

リボンを結び直す。
きつく噛んだくちびるから血が滲んで、
口内に鉄の味がした。