四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「あれ…そう言えばシュリさぁ、前も海斗のことヤクザだって…。えーっと…ほら、みのりちゃんとの会話を録音してたやつ!」

「え!?だって海斗さんはあっちの世界のひとで、ヤクザさんだって四季くんが…!」

「四季?」

「海斗さんと初めて会った日…ここで…」

「………あー、あはははは!違うよ、シュリ。あっちの世界っていうのは、恋愛対象が男だってことでー」

「俺は両刀だ」

「黙れクズ。で、えーっと、ヤクザ…ってなんだ?」

「ヤクザだって言いかけてたよね…?」

「えー?………あぁ、なんか職業言いかけて、確か海斗がさ、俺が言ったあっちの世界のひとって言葉にツッコんで遮られたんだよ」

「え…え?じゃあほんとは…?」

「薬剤師」

四季くんがサラッと言って、
私はバッと海斗さんを見た。

絶対に、ものすごく笑いを堪えてる。
よく見たら目尻に涙まで浮かんでるし…。

「やくざ…いし…」

「お薬を扱う仕事だよ」

そう言った海斗さんは声まで震えてる。

「ぼく、言わなかったっけ?ぼくのアレルギーに一番気づきそうなのはかいちゃんなのにって。あ、でもその話もはぐらかしちゃったんだっけ?見て。お仕事中のかいちゃん。白衣がかっこいいでしょ?」

皐月くんがスマホの写真を見せてくれた。
隠し撮りみたいな海斗さん。

白衣を羽織って、処方箋かな?
何かの紙を見ている。

「ほんとだ…薬剤師だね…」