四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「ねぇ…」

「シュリ?どうした?」

「海斗さん…あの…」

「…ん?」

「媚薬って…」

「媚薬!?海斗…お前ッ…」

「あぁ…ごめん。安心して?ただのビタミン剤だから」

ごめんね、って顔の前で手を合わせた海斗さんを見ながら、
ヘナヘナと腰が抜けてしまった。

本当に変な薬を飲まされたと思ったし、
どうなっちゃうんだろうってすごく怖かった。

「シュリ!?大丈夫!?」

四季くんが支えてくれる。
手のひらを握って、「大丈夫だよ…」って微笑んで見せた。

「海斗!?なんだよ、媚薬って!」

「だからただのビタミン剤だって。言っただろ。俺が専攻してたのは脳科学だって」

「かいちゃん、まさかシュリちゃんで実験しようとした?」

「ちょっと、ごめん…興味本意…」

「実験って…?」

「あのね、本当は媚薬じゃないのに、あんな風に逼迫(ひっぱく)した状況でそう言われたら、脳が錯覚を起こしてそういう症状が起こるのかな…って………ごめんなさい魔がさしました」

海斗さんが早口で謝って、
土下座した。

「お前絶対殺す!」

四季くんが海斗さんの頭を足でグリグリってする。

皐月くんは二人の姿を困ったような笑顔で見ていた。