四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

小さい袋の中から取り出したタブレットみたいな物を、歯でカリッと挟んで、顔を押さえられて、私のくちに移された。

そのまま指でねじ込まれたソレは、口内でシュワシュワと弾けて溶けた。

「やだ…どうなるんですかコレ…なんでこんな物…!」

「新薬なんだ。治験だと思って頑張って?四季とスルよりちょっと気持ちよくなっちゃうかも?」

海斗さんが私の髪を掻き分ける。
おでこを撫でられて、顔が近づく…。

四季くん、四季くん…四季くん…

ガコッて音がして、それからガクッて私の上で顔を突っ伏した海斗さんがバッと起き上がって、私から離れた。

「ふざけんなこのクソバカップルがっ!」

「い…ってぇなー」

「し…きくん…?」

私が玄関に置いていた鞄で海斗さんを殴った四季くんは血走った目で海斗さんを見下ろしている。

「シュリ…!」

伸ばされた四季くんの腕。
その腕の中に飛び込んだら、ひょいっとソファの背もたれのところから引っ張り上げられて、
強く抱き締められた。

「遅くなってごめん」

「遅いよ…どこ行ってたの…」

「ごめん…」