四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「あー、そうだ」

海斗さんの体が私から離れて、ソファから立ち上がった。

鞄をゴソゴソやって、何かを探している。
その隙に体を起こして、海斗さんとは反対側に飛び出してリビングを出ようとした。

…けれど、すぐに手首を捕まえられてしまった。

「だーめ。自分より大きい男と、自分から二人っきりになったんだからね?自業自得」

「離してください!どうしちゃったんですか!?おかしいです………って!」

振りほどこうとしても、四季くんや、一番華奢な皐月くんのことも振りほどけなかった私だ。
ムリに決まってる…。

ひょい、と私をお姫様抱っこして、
ソファに連れ戻されてしまう。

仰向けに寝かされて、しっかり両腕でロックされてしまった。
足をジタバタさせてもがいても、海斗さんには通用しない。

「コレ、試してみてもいい?」

「なんですか…それ…」

媚薬、って海斗さんは耳元で囁いた。
息がかかる。
熱を持った吐息。

こわい…
怖いよ…四季くんっ…助けてッ…!