四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

四季くんの教室に行ったり、
校舎裏とか裏庭や、図書室。
二人が行きそうな場所を探したけれど、見つからない。

校舎を出て、校門前に見覚えのある車を見つけた。

「海斗さん…?」

走って校門に近づいたら、運転席のドアが開いて、出てきたのはやっぱり海斗さんだった。

「シュリちゃんひさし…」

「四季くん達が来ませんでしたか!?」

食い気味に言った私にきょとんとしながら、
海斗さんは首を横に振った。

「見てないけど…どうしたの?」

「喧嘩したんです…四季くんと皐月くん、っていうか私もだけど…」

「何があったの?」

「ゆっくり話してる場合じゃないんです!早く二人を見つけないと…」

「学園内にはいないの?」

「たぶん…」

「じゃあ乗って。もしかしたら四季の家かもしれない」

「………ちょっと待っててもらえますか?鞄取ってこないと…」

「うん」

あーもう…なんで私、鞄持ってきてないの!
自分にイライラしながら教室から鞄を回収して、
念の為、四季くん達の教室にもう一回行ってみたら、四季くんと皐月くんの席にも鞄が置きっぱなしだった。

三人分の鞄を抱えて、走って校門に戻ったら、
海斗さんが私を見て苦笑いした。

「手のかかる奴らだな」

「元はと言えば海斗さんが…!」

「俺?なに?」

「あーもう!いいから早く車出してくださいっ!」

「なんかよく分かんないけど、乗って」