四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

「………は?」

「もしかしたら恋人もそっちの世界のひとかも?そしたらみのりちゃん、なにされちゃうんだろ…」

別に海斗さんを使って脅す必要なんて、私には一切ないけれど、
意味の分からない暴挙を止めるには、これしか方法がなかった。

写真をバラまかれたって私は全然困らない。
でも面倒ごとを抑えられるならって気持ちでやっただけだ。

「ヤクザ…?」

「うん。そうみたい。四季くんともたまに言い争いしてるし。親戚だから酷いことにはならないけど」

言い争いの原因は私と四季くんがイケナイんだけど。

「絶対に引き下がんないから」

「え?」

「あんた絶対他にもやってるでしょ!絶対暴いてやる」

くるって背を向けて行ってしまった。
あーあ。あんなに慌てちゃって。

やっぱりヤクザさんと関わりがあるなんて知ったら怖いよね。

今でこそ海斗さんの人柄を知ってるから慣れてしまったけれど、私がそんなひとと関わってるってだけでも、みのりちゃんにはけっこうなダメージだったと思う。

私は急いでリビングに戻って、ポケットに入れていたスマホで夕凪にメッセージを送った。

みのりちゃんとの会話を録音した音声を添付して。