学園から五分くらい歩いたら小さい公園があって、
そこからもう少し歩いたところにコンビニがある。
「ちょっと待ってて」って言って、
四季くんは一人でコンビニに行ってしまった。
木製のベンチに座ったら、
皐月くんが隣に座った。
私の近くに寄るなんて珍しくて、
二人っきりは気まずいから四季くんと一緒に行ってくれてよかったのになって思ってしまう。
「皐月くん?」
「なに」
「鞄取ってきてくれてありがとね」
「ありがとうございます、だろ後輩」
「あ、はい」
「あのさーっ!嫌味に決まってんだろ?いちいち真に受けるなよめんどくさい」
「えっと、ごめん…ね?」
皐月くんは本当にめんどくさそうに長い溜め息をついて、私を見た。
黒のさらさらストレートショートヘア。
前髪も目にかからない長さで、くりくりの丸い目を強調させている。
八重歯が可愛い。
そんなこと言ったら今度こそくちを聞いてもらえなくなりそうだけど。
身長はたぶん、170センチも無い。
その可愛らしい見た目が女子にウケて人気があるのに、
当の本人はいつでも四季くんにベッタリだ。
そこからもう少し歩いたところにコンビニがある。
「ちょっと待ってて」って言って、
四季くんは一人でコンビニに行ってしまった。
木製のベンチに座ったら、
皐月くんが隣に座った。
私の近くに寄るなんて珍しくて、
二人っきりは気まずいから四季くんと一緒に行ってくれてよかったのになって思ってしまう。
「皐月くん?」
「なに」
「鞄取ってきてくれてありがとね」
「ありがとうございます、だろ後輩」
「あ、はい」
「あのさーっ!嫌味に決まってんだろ?いちいち真に受けるなよめんどくさい」
「えっと、ごめん…ね?」
皐月くんは本当にめんどくさそうに長い溜め息をついて、私を見た。
黒のさらさらストレートショートヘア。
前髪も目にかからない長さで、くりくりの丸い目を強調させている。
八重歯が可愛い。
そんなこと言ったら今度こそくちを聞いてもらえなくなりそうだけど。
身長はたぶん、170センチも無い。
その可愛らしい見た目が女子にウケて人気があるのに、
当の本人はいつでも四季くんにベッタリだ。



