四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!

みんながお風呂を済ませて、リビングで寛いでいたら、
皐月くんの首がコクンって傾くようになってきた。

「皐月?」

「んー…かいちゃ…」

「海斗、もう客室に連れてってあげて」

客室…!?
なんてホテルみたいな響き!

「ん…だいじょーぶだよぉ…子ども扱いしないで…」

「はいはい。じゃあ階段から落ちるなよ」

海斗さんが後ろから支えるようにして、
皐月くんとリビングを出ていった。

「シュリも疲れたでしょ?そろそろ寝ようか」

「うん…えっと、私はどこの部屋をお借りすれば…?」

「え?」

四季くんが心底不思議そうな目で私を見る。

四季ママが私と四季くんを交互に見て、
「四季の部屋以外どこがあるの?」って言った。

親公認ですか!?

いや、親公認なのは既にそうなんですけど、
そんなことまで容認してくれるのですか!?

「シュリちゃんってば。私だってそこまで野暮じゃないわよ」

もう本当にどうなってるのよ、星乃家は!

「母さん、変なこと言うなよ」

「なーによ、紳士ぶっちゃって。シュリちゃん、四季が学園でどんな猫かぶりなのか知らないけど、だめよ、騙されちゃ。ただの男なんだから」

「あ…はは…」

「だから変なこと言うなって!」

「ママさん、パパさんのご帰宅前にすみません」

「シュリちゃんに会いたがってたわ。明日、会ってあげてね」

「はい。おやすみなさい」

「おやすみー」