君がいない







今日もあたしは、君のいない部屋に帰る。


君の温もりで満たされていたベッドのなか。

今はもう冷たくて、寂しさを増す。



ゆっくりと瞳を閉じると、いつだって君の笑顔が浮かぶ。

固く閉ざされた瞼の奥から、じわりとこみ上げてくる涙。



――忘れなきゃ……



だけど、君の香りはどこまでもあたしを包み続けるんだ。