結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜【電子書籍化決定】


「わぁ……! これが仮面舞踏会……!!」


 到着するなり、私は口を丸く開けてその会場を見渡した。
 王宮でのパーティーと同じくらいに、キラキラと眩しく明るい世界。
 
 会場全体が派手に飾られているだけでなく、参加している人たちのドレスも、その眩しさを増長させているのだろう。

 胸元の開いたドレスは当たり前。
 スリットが入ったドレスからは、足が見えている令嬢もいる。
 
 どれもが普段は人前に着ていけないような斬新なデザインのドレスだ。


 
 お母様の言う通りだったわ。
 ここにいたら、私のドレスなんて全然派手に見えないもの。

 普段通りのドレスで来ていたら、逆に目立ってしまったかもしれないわね。
 まだ少し落ち着かないけど、このドレスで良かったわ。
 ……で、どうしようかしら?