先輩の理性、疼かせてもいいですか?

「ッ…こら、セナ。だめって言ってるでしょ」

「もうおしまいですか?」

「俺の我慢は無視するとかさ、きみは本当にいじわるな子だね?」

「ふたば先輩?」

「ん?」

「生徒集会のときとかね、いつもなに考えてるんですか?」

「なにって?」

「大勢の前で演説台に立って、立派にお話してるけど、本当はなにを考えてるんですか?」

「は…、ほんとさぁ。なんでそんなに煽るかなぁ…」

先輩がゆっくりと私の体をソファに倒す。
口の端から流れてしまった血液を、先輩の舌が拭う。

「マズ…」

「自給自足ですね。マズくないですよ。とっても甘いのに」

「セナだけでしょ。そう思うのは」

私がヒートであっても、
先輩がプラスであっても、
純血種じゃなかったらふたば先輩はきっと私を選ばなかった。

私を選ぶメリットなんて先輩には無い。

この性を利用してるんだって、先輩が私に触れるたびに苦しくなる。

この世界にこんなものがなければ、
もしかしたらほんの少しでも奇跡が起これば、
本当に心で愛し合えたかもしれないのに。