先輩の理性、疼かせてもいいですか?

「抑制剤は飲んでる?」

「はい」

「でも、目、とろんってしちゃってるね」

「ふたば先輩こそ…」

「欲しい?」

先輩が私のほうへ首元を向ける。
口内に唾液が溜まっていくのを感じた。

「ちょっとだけ…いいですか…」

「どうぞ」

カプって歯を立てたら「ちょっとだけって言ったのに」って先輩にクスクス笑われてしまった。

こんなの我慢できるわけないよ。

「んくッ…」

「おいしい?」

こくこくって首を縦に振って応えたら、
ふたば先輩の手のひらが背中から腰へとおりていく。

「いつ戻ってくるか分かんないからさ、我慢したいんだけど」

「ン…」

「触ってみるだけならいいでしょ?…ね?だめ?」

「先輩?我慢、ムリですか?」

「いじわるなこと言うんだね?きみのせいでしょ」

どうしよう。
止められない。

もしもふたば先輩に心から愛してる人がいるんだとしても。

ぜんぶぜんぶフェロモンのせいにしてもいいですか。

私と先輩は離れられない。
純血種なんだから。

私のものでしょ?