「もう、部外者ではいられなくなるかもな」


何を言っているんだ?俺みたいな分際があの紫雫組と関わることはないはず…


「名乗り遅れた、俺は紫雫組の副総長、八神(やがみ)(りゅう)だ。」

そう言ったのは黒髪のピアスが開きまくっている高身長さん。

いかにも強そうで副総長というのにも納得だ。

「あ龍だけずるいよ〜」

そう言ったのは後ろにチワワでもいるのかというほど目がキュルキュルしている男の子。

「僕は小野寺(おのでら)真陽(まひ)だよ!仲良くしてね」

ずっと笑顔で親しみやすそう。
でもここにいるってことはきっとなんらかの幹部だから…

強いのだろう。

そして最後の1人はこう名乗った。

「…俺は堂坂(どうざか)俐庵(りあん)。幹部をやってる。」

そうすると露木さんがこっちをみて、俺に名前を言えと言っているようだった。

「……みなさんご存知の通り羽生朔良です。

紫雫組の方々の貴重な時間をこんな分際がつかってしまい…大変申し訳ないです」


「ちょっとちょっと!謝らないでよ〜僕、朔良と仲良くなりたいのに!」

小野寺さんがピョンピョンと跳ねて言う。

「そう、謝んないで朔良。今日からアンタは——」



「「「「紫雫組の、幹部(メンバー)だ」」」」