よし、愛華。準備はいいわね??
ふぅ、落ち着け、私。(←大袈裟)
「いざ、ダイブッ!!」
おぉ〜!!!
思ってたよりもふかふか!!
寝そう!てか絶対寝れる!!
とまあ、割とヤバめのテンションでソファーを堪能していると。
「———ねね、そこの美人なお姉さんっ!オレ達と一緒に遊ばない?」
チャラ男2人が話しかけてきた。
なんで私?モノ好きだな……。
「…………。」
まーそれはともかく。対応するのは面倒くさいことこの上ないので、とりあえず無視。
「あれ、無視??悲しいなー、」
「オレたち、キミとショッピングしたいだけなんだけどなぁ〜。」
はぁ……。
キモい、ウザい、うるさい、どっか行って。
そう内心毒を吐きつつ沈黙を貫いていると、なにを血迷ったのか私の腕を掴もうと手を伸ばしてくるチャラ男その1。
キモいのでスッと避けようとした、その時だった。
「———愛華様に触るな害虫が。」
悪魔も裸足で逃げ出すような恐ろしい顔をした流星が、チャラ男その1の腕を捻り上げていた。


