最強総長さまは元執事


えーっと、次は何見ようかな?

可愛い財布のコーナーもあるけど、私には似合わないし……。キーホルダーとか??
あんま雑貨屋さんとか行かないし、迷う〜(泣)

とまあこんな感じで困っていたとき。


「愛華様?」

流星に声をかけられた。


「うーん、他に何を買おうか迷ってるの…」

ここで嘘を吐く必要は微塵もないので正直に言うと、

「では、今度は私に愛華様へのプレゼントを選ばせてください。」

とても真剣な表情(かお)で見つめられた。


ええ……。それだと私が流星にプレゼントした意味が……。

「贈らせてください。」

私の複雑な表情(かお)に気づいたのか、微笑んでくる流星。
君、目が笑ってないわよ??圧がすごい。怖っ……。