ピアスの中では結構高価な方だが、めちゃくちゃ流星に似合うと思うので買うことにした。 「それじゃあ買ってくるわね。」 「いえ、自分の物は自分で買います。」 「……流星??」 「ですが……。」 私が買うと言っているでしょう、という気持ちを込めて軽く睨むと、意味が正しく伝わったのだろう。流星の顔に迷いが生まれた。 「私が買うわ。」 「……ありがとうございます。」 よし勝った!! (変なところで頑固なのも変わらないな…) と遠い目になった流星だった。