エイプリルフールの告白

 

う、嬉しい!
 

私は携帯を胸に抱えて、目を輝かせる。


『携帯持ってる?連絡先交換しない?』
 

ぜひってうなずいた自分の勇気がすごいと思う。

——ピロンッ


〈電話して良い?〉
 

えっ、急に電話⁉︎
 

先輩からの急な連絡に戸惑いながらゆっくり〈いいです〉と送る。


——プルルッ、プルルッ

びっくりしたけど、落ち着いて電話に出た。


『もしもし?』
 

低い落ち着く声に私はほっとした。


「もしもし、私です」


『あ、桃姫?』


「と、桃姫?」
 

急に呼び捨て?


『嫌?』


「い、嫌な訳ではっ……」