病んだ心をつまびいて



「もう…。やろめって言ってもきかないでしょうし諦めてますけど。空瓶をそのままにしないでくださいよ」


「あーごめん。アルコール+茜ちゃんの妄想すると現実のことすっかり頭から抜けちゃうんだよね」


「うわぁ聞きたくないことわざわざ言ってくるじゃん」



2歩3歩と足が後退する。



「おっと逃げないでよどこいくの」

「帰りますさようなら」


「えー上がってかないの?瓶くれるんでしょ」

「ではこの場でもらっていってください」


「やだ中来てよ」

「そうですかそれならこちらで処理させていただきます」



軍隊のごとくキレよく踵を返した。

が、秋道さんによって阻止されてしまう。