偏食な秋道さんの数少ない好物だ。
以前家にお邪魔させてもらった際、なんとなく作っていったのを勝手に味見され勝手に気に入られた苺クッキー。
自分の口に合うものを見つけた喜びからか、ものすごく目を輝かせていた秋道さん。
それからことあるごとに作ってくれと頼まれるようになったのだ。
まぁ毎度よろこんでくれるから嫌な気はしないけども。
「秋道さん、これどうぞ」
ラッピングしたプレゼント袋を差し出せば、秋道さんはなんともいえない表情でぼーっとそれを眺めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…