「てかさー茜ちゃん。おれんとこ来るときは電話してって言ったよね」
「着信よりもインターホン押した方がスルーされる確率低い気がしたので」
「おばかだな~。茜ちゃんの着信音だけはしっかり変えてあるから安心してよ」
「なにそれ地味に怖いんですけど」
だけってなんだ、だけって。
「茜ちゃんは特別なの」
ふぁぁと気持ちよさそうなあくびをかます秋道さん。
あいかわらずよく分からない私へのこだわりに浮かぶはハテナマーク。
おかしな人だ
そう思いながら、カバンの中からあるものを取り出す。
それは、誕生日プレゼントである苺クッキー。



